コベネフィット・アプローチの推進

2016年11月

さまざまな開発課題を克服しながら、温室効果ガスの削減も同時に実現するコベネフィット・アプローチは、途上国では有望な対策手法の一つと考えられます。OECCは、環境省の委託業務等を通じて、コベネフィット・アプローチを推進しており、中国やモンゴルにおいて大気汚染物質等と温室効果ガスの排出を同時に削減する政策研究・提言や技術支援を行っています。

中国における政策提言・技術紹介

経済成長が著しい中国は、大気汚染や水質汚濁といった都市型の環境汚染に悩んでいます。また同時に、温暖化対策推進のニーズも高くなっており、2016~2020年に実施される第13次五カ年計画においては、2011~2015年の第12次五か年計画に引き続き、単位GDP当たり二酸化炭素(CO2)、二酸化硫黄(SO2)窒素酸化物(NOx)の排出量削減を掲げており、それぞれ2015年比で-18%、-15%、-15%を目標としています。

これらの解決に資する取組として、環境省と中国環境保護部との間の政策対話の支援や、中国環境経済研究センター(PRCEE)との政策共同研究、地方政府関係者に対する研修を実施しています。また、日本の技術者の協力により、コベネフィット・アプローチを推進する環境管理手法や技術についても提案を行っています。

2016年3月 中国環境保護部とPRCEEへの成果報告会(中国・浙江省杭州市)
2016年3月 中国環境保護部とPRCEEへの成果報告会(中国・浙江省杭州市)

モンゴルにおける暖房用高効率ボイラーの導入支援

モンゴルは世界有数の石炭資源国であり、冬季は暖房用の石炭を多く利用しています。旧式ボイラーは効率が悪く、大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、ばいじんが多く排出されており、深刻な大気汚染の原因となっています。OECCは、環境省の委託により、コベネフィット効果を有する暖房用高効率ボイラー(Heat Only Boiler: HOB)の実証事業を実施しています。

この調査を通じて、コベネフィット効果測定・報告検証における手法を確立するとともに、得られた知見でHOBの技術的改善を行い、継続的に製造・普及を目指します。

2015年2月 日本の技術を導入する前の旧式ボイラー(モンゴル・ウランバートル)
2015年2月 日本の技術を導入する前の旧式ボイラー(モンゴル・ウランバートル)

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