遺伝資源の利活用調査

遺伝資源利用や DSI に関する国際交渉を支援します

2022 年の生物多様性条約(Convention on Biological Diversity: CBD)第15回締約国会議以降、遺伝資源のデジタル配列情報(Digital Sequence Information: DSI)の利用に伴う利益配分の方法等についての議論が世界中で加速しています。

OECCの役割

2022年のCBD第15回締約国会議(CBD-COP15)で、DSIの利用から得られる利益の公正かつ衡平な配分が決定しました。以来、DSIの利用に伴う利益配分の方法等についての議論が国際的に加速しています。OECCは環境に関する国際情勢の調査や国際会議の記録について多くの経験があるため、その経験を活かして、DSIを含む遺伝資源利用に係る近年の研究や事例の調査、関連する国際的な議論への参加・記録を通じて、遺伝資源及びDSIに関わる国際交渉を支援しました。

業務内容

国際情勢の調査

国際情勢の調査として、世界各国及びステークホルダーがCBD事務局に提出したDSIに関する見解や、学術的プラットフォーム上の遺伝資源及びDSIに関連する論文を分析しました。また、食品、種苗、農薬業界の企業や、国際機関の専門家にヒアリングをし、今後の議論・交渉の懸念点や影響についても調査しました。

国際会議の参加・記録

2023年11月、スイス・ジュネーヴにて開催されたCBD-DSI アドホック公開作業部会(CBD-WGDSI-01)と、イタリア・ローマにて開催された食料及び農業のための植物遺伝資源条約第10回理事会(ITPGR-GB10)に参加して、会議記録を作成しました。

携わったプロジェクト

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