OECCの役割
OECCは、生物多様性条約(Convention on Biological Diversity: CBD)の締約国会議(COP)や生物多様性枠組基金、地球環境ファシリティなどの国際交渉を支援しています。政府代表団にも参画し、専門的な立場から交渉への助言なども提供しています。
生物多様性に関するグローバルな国際的議論の展開を支援します
生物多様性の問題は、森林破壊等による生息地の現象、外来種による生態系のかく乱、人間の経済活動による生物資源の過剰利用、気候変動による著しい環境変化などが原因として深刻化しています。貴重な生物種の絶滅に加え、生態系サービスの低下による経済損失や遺伝資源の喪失などの影響もあるため、危機への対応がグローバルな課題となっています。
OECCは、生物多様性条約(Convention on Biological Diversity: CBD)の締約国会議(COP)や生物多様性枠組基金、地球環境ファシリティなどの国際交渉を支援しています。政府代表団にも参画し、専門的な立場から交渉への助言なども提供しています。
2023年11月、スイス・ジュネーヴにて開催されたCBD-DSI アドホック公開作業部会(CBD-WGDSI-01)に参加して、会議での情報収集に加え、政府代表団の一員として交渉の方針に対して、助言をする他、他国の関係者との意見交換を持つなどしました。
また、生物多様性条約だけでなく、地球環境ファシリティの下で設立された生物多様性枠組基金についても、日本政府の情報収集支援を行いました。