OECCの役割
2007年に環境省によって設立され、行政、及び産業界の関係者により構成される「化学物質国際対応ネットワーク」(以下「ネットワーク」)を運営しています。化学物質管理の国際連携活動を促進するために、化学物質の国際動向や個別国動向に関する情報の提供、日中韓の化学物質の政策担当者及び専門家会合の運営等を実施しています。これら一連の活動を継続的に行い、知見を蓄積することで、効率的で一貫した連携の促進に貢献しています。
国内外のステークホルダーを結ぶ連携活動を通じ、国際的枠組みに沿った適切な化学物質管理の推進に貢献します
化学物質は様々な製品に使われていますが、不適切に扱うと環境や健康に害を及ぼします。このため、関係者が多種多様な化学物質を適切に管理するよう、国際的な取組が進められています。OECCでは、環境省事業を通じて、取組の推進に寄与すべく、国内の化学物質管理に関わる行政、企業等の関係者と、海外の関係者との連携が進むよう関係者間のネットワーク形成、情報発信等を行っています。
2007年に環境省によって設立され、行政、及び産業界の関係者により構成される「化学物質国際対応ネットワーク」(以下「ネットワーク」)を運営しています。化学物質管理の国際連携活動を促進するために、化学物質の国際動向や個別国動向に関する情報の提供、日中韓の化学物質の政策担当者及び専門家会合の運営等を実施しています。これら一連の活動を継続的に行い、知見を蓄積することで、効率的で一貫した連携の促進に貢献しています。
OECCは、ネットワークの会員登録等の基本的事務のほか、化学物質管理に関する国内外の取組情報を収集・整理しウェブサイトやメールマガジン配信を通じ情報発信しています。メールマガジンでは、特に国内企業によって関連性の高いと思われる国内外の情報を収集し、年4回程配信、化学管理業務初心者にも分かりやすく 解説しています。2024年7月現在5000人を超える購読者が登録されています。ウェブサイトでは、メールマガジンのバックナンバー、過去のセミナーの資料、QA等のほか、経験豊富な専門家に寄稿頂き、その気づきや将来の展望、提言などコラム記事として年2回掲載しています。
国外における化学物質管理政策の最新動向に係る情報提供として、対象国の政府等から講師を招き、国内の関係者向けにセミナーを年2回行っています。これまで、欧州や米国などの地域・国々の先進動向や、ベトナム、タイ、インド、中国、韓国といった国々における化学物質管理の取組状況等を取り上げてきています。現地の生の情報に触れ、直接質疑応答・意見交換ができるユニークな機会であり、近年は、オンライン開催となり、広範な視聴者が参加できる場となりました。
日中韓3カ国では、様々な分野で環境行政が協力・対話する仕組みがありますが、化学物質管理は2007年から活発な情報交換・政策対話が継続して行われている分野です。OECCでは多様な分野での日中韓協力の支援の実績を活かし、 事務局的な役割を担っています。具体的には、年1回の3カ国政策対話・専門家会合の開催を、準備、開催、取りまとめ等の各段階で、当事者間の協力等が円滑に進み成果を得られるよう関係者の支援をしています。