OECCの初代理事長である橋本道夫先生は、1964年(昭和39年) 厚生省の初代公害課長に就任されて以来1978年環境庁(当時) を退官するまでの間、一貫して公害・環境行政に奉じられました。この間高度経済成長時代の下、公害対策の最先端に立って、公害対策政策の体系づくりに尽力されました。また環境庁退官後は、筑波大学教授として後進の指導に当たられるとともに、環境保全分野の国際協力活動に貢献されました。さらにWHO 健康影響専門委員、IPCC 第2作業部会副議長、GEF 科学技術諮問委員をはじめとしてJICA, UNEP 等のアドバイザーなどを歴任され、世界の環境政策推進の第一人者として活躍されました。とりわけ1990年より、OECC の初代理事長として途上国との環境協力の推進にあたり陣頭指揮を執られ、今日の海外環境開発協力分野の礎(いしずえ) を築かれました 。
沿革HISTORY
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