OECCは、2024年10月21日~11月1日にコロンビア・カリで開催される生物多様性条約第16回締約国会議(CBD-COP16)において、以下のサイドイベントを共催し、また職員が専門家として登壇します。
Side Event
Title: Mangrove conservation and restoration maximizing synergies with climate change control, disaster risk and poverty reduction for coastal communities
開催日時 |
2024年10月28日(月)15:00-16:20(コロンビア現地時間) |
開催形式 |
対面開催(オンライン開催なし) |
対象 |
一般向け(生物多様性条約COP16参加者) |
主催・共催 |
JICA、生物多様性条約事務局、インドネシア環境林業省、日本国環境省、国際湿地保全連合、一般社団法人海外環境協力センター(OECC) |
現在、マングローブ林の面積が世界的に激減し生態系の機能やサービスが低下していることから、多くのマングローブ生育地域で劣化したマングローブ林の回復に向けた取り組みが加速しています。民間企業も、炭素を多く蓄えるマングローブ生態系の保全と回復に大きな関心を寄せており、マングローブによる二酸化炭素吸収量を炭素クレジット化し、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しています。
ただし、他の生態系サービスを考慮しないマングローブ植林はトレードオフをもたらす可能性があるため、統合的な生態系管理が必要とされています。統合的なアプローチは、生物多様性に関する世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」等、さまざまな世界的・国家的な目標の達成にも寄与します。本サイドイベントでは、目標達成への貢献を目指し、以下が実施されます。
- パートナー国、団体、民間セクター、JICAによるマングローブ生態系の保全・回復活動の共有
- 複数の生態系サービスとの相乗効果をもたらした優良事例と、相乗効果を生む上での課題の確認
- 多様な生態系サービスを最大化するために、マングローブの保全・再生において何をどのように実施すべきかを議論する
プログラムの詳細については、公式サイドイベントページをご参照ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
プログラム
1.開会挨拶 |
JICA
生物多様性条約事務局
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2.各セクターの
取り組み |
- JICA
- インドネシア環境林業省
- 国際湿地保全連合
- 住友商事
- OECC
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3.パネル
ディスカッション |
テーマ:マングローブ生態系がもたらす多様な便益・生態系サービスを最大化するために、マングローブの回復と保全において何をどのように実施すべきか?
-生態系の便益やサービスに関する科学的、経済的、社会的評価やモニタリング
-利害関係者の参加、協力、協議
-技術指導、規制、知識の移転、キャパシティビルディング
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4.閉会挨拶 |
日本国環境省 |
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