生物多様性

2022年12月に、カナダ・モントリオールで開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。この枠組みは、2030年/2050年までの世界的な生物多様性の目標を設定し、生物多様性の減少を阻止し、回復に向けた緊急の行動を取ることを目指しています。遺伝資源に関する情報については、2030年までに国際的なアクセスと利益の公正な配分を促進する方針です。
OECCは、遺伝資源に関する情報から得られる利益を公正に分配するため、日本政府と協力し、各国政府や企業の取り組みをまとめ、国際交渉をサポートします。また、気候変動による生物多様性への悪影響を最小限に抑え、自然を活用した解決策(Nature-based Solution: NbS)を通じて、気候変動に対する対策を模索していきます。