JICA支援

JICAの環境管理・気候変動分野の国際協力をサポートし、途上国の持続可能な開発促進に貢献しています

JICAの環境管理・気候変動対策部門に対する支援業務(情報の収集・整理、対外的な情報発信の支援、各種会議の運営支援等)を通じて、我が国の政府開発援助(ODA)分野での国際協力に貢献しています。OECCはその幅広いネットワークと専門知見、連携構築のノウハウを駆使してJICAの活動を支援しています。

OECCの役割

OECCはこれまで、環境管理及び気候変動分野の国際協力関する様々な活動を実施しており、これらの分野の情報収集・分析、情報発信や発表資料の作成、国内外の会議開催・運営についての能力を培い、知見・経験を蓄積しています。OECCはその培った能力及び蓄積した知見・ノウハウを活かして、JICAの環境管理・気候変動対策分野における課題対応能力及び対外発信力の強化を支援しています。

業務内容

JICAにおける課題対応能力及び対外発信力の強化を支援

途上国においては、都市化や経済発展が急速に進むと同時に、大気・水の汚染、排水処理・廃棄物問題など典型的な環境課題やエネルギー消費・温室効果ガス(GHG)排出の増加等の問題が顕在化してきており、開発課題としてこれらを統合的に解決することの重要性とそのニーズが高まっています。JICA地球環境部では、これらの課題への対応能力を強化するために、知見やノウハウの蓄積、戦略・指針の策定等を行うとともに、プロジェクト進捗報告書の公開、国際セミナーの開催やパンフレットの発行などを通じて発信力の強化を図っています。

OECCは、JICA地球環境部及び関連部門の職員・専門家を支援し、これらの取組が円滑に進められるよう、①環境管理・気候変動対策分野にかかる情報の収集・整理、②対外的な情報発信の支援、③各種会議の運営支援を行っています。

国際セミナーの開催支援

JICAは、保健医療、紛争、気候変動等、複雑化する開発課題に挑むため、20の「JICAグローバル・アジェンダ(課題別事業戦略)」を設定しています。このグローバル・アジェンダの1つとして、途上国の都市部において、特に廃棄物管理と水質汚濁・大気汚染防止等の環境対策を推進して「きれいな街」の実現に貢献する取組を「JICAクリーン・シティ・イニシアティブ」と名付け、途上国政府機関や開発援助機関、日本の自治体、省庁等の関係者を招いて意見交換を行う国際セミナーを毎年開催しています。OECCは2022年1月のキックオフセミナー以来、この国際セミナーを後援するとともに、企画・運営に参画し、開催を支援しています。

携わったプロジェクト