OECCの役割
OECCは、環境省と共に立ち上げから尽力し、その後もJPRSI事務局を担ってきました。官民の中立的な立場で多様な関係者と連携をはかり、環境技術をもつ会員企業の海外展開支援を通じて、現地の環境課題解決に貢献し、現地の人々に裨益する案件創出を目指します。
具体的には、相手国ニーズ等の現地情報を集積・共有するとともに、関係者間のコーディネーション及びビジネスマッチング機会を創出する等、案件形成に向けたサポートを行っています。
多様なステークホルダーと連携し、現地ニーズを踏まえた会員企業の海外展開支援を行っています
JPRSI(環境インフラ海外展開プラットフォーム)は、環境インフラ*の海外展開に取り組む民間企業や団体の活動を後押しする枠組みとして、環境インフラ関連技術・知見を有し、海外展開に取り組む民間企業、地方公共団体、金融機関等の活動を支援するため、環境省により2020年9月に設立されました。
*環境インフラ:JPRSIでは、「環境インフラ」を、その導入により(汎用的な同種インフラよりも)脱炭素・環境負荷低減に資するハードインフラ、技術、サービス、コンサルテーション等と幅広く捉えて、その海外展開を促進しています。全セクターのインフラが、環境性能を向上させることで、「環境インフラ」になり得ます。
OECCは、環境省と共に立ち上げから尽力し、その後もJPRSI事務局を担ってきました。官民の中立的な立場で多様な関係者と連携をはかり、環境技術をもつ会員企業の海外展開支援を通じて、現地の環境課題解決に貢献し、現地の人々に裨益する案件創出を目指します。
具体的には、相手国ニーズ等の現地情報を集積・共有するとともに、関係者間のコーディネーション及びビジネスマッチング機会を創出する等、案件形成に向けたサポートを行っています。
OECCは、時宜に応じたテーマでセミナーを開催しています。これまでのセミナーでは、環境インフラの海外展開に向けた緑の気候基金(GCF)やアジア開発銀行(ADB)の活用法、自然を基盤とした解決策(NbS)について開催しました。また、都市間連携の事例や環境省の公募案件の紹介、カザフスタン・ウズベキスタンおよびアフリカでの環境ビジネス展開に関するセミナーも行っています。
会員限定のメールマガジンでは、政府支援事業の公募情報や国際機関の調達情報、セミナーやイベントの開催情報などを、リアルタイムで配信しています。
また、ウェブサイトを通じて、現地の国や都市別の情報、海外展開に活用可能な国内外の支援制度に関する情報を共有しています。海外展開を考える企業や団体が、これらの情報を活用して事業を推進できるようサポートしています。
OECCは、ウェブサイトを通じて常設のオンラインパビリオンを設置し、国内外に向けて、会員の情報発信を行っています。このオンラインパビリオンでは、会員の事業・取組や会員が有する技術を紹介しており、また、会員の持つ技術については技術リストとしてまとめ、公開しています。これにより、国内外の関係者が簡単にアクセスできるようにし、関係者と会員とをつなぐことで、新たな事業及びビジネスマッチングの創出を目指しています。
さらに、海外及び国内の展示イベントに出展し、JPRSIの活動やウェブサイトの紹介を行い、多くの方にJPRSIを活用いただけるよう、周知に努めています。
また、海外向けのメールマガジンも配信しており、海外関係者のJPRSI活用促進に向け取り組んでいます。
現地の商工会議所やADB、GCFなどの国際機関からの技術照会に対応しています。また、海外企業からの会員に対する関心照会にも対応し、関心を示した会員と先方企業とのマッチングを支援しています。
さらに、海外の特定都市とのビジネスマッチングセミナーを開催し、会員企業が現地の企業や団体と交流・協力できる機会を提供しています。
これに加えて、会員向けに相談窓口を設置し、各種の問い合わせや相談に対応しています。このように、多岐にわたる支援活動を通じて、会員企業の国際展開を積極的にサポートしています。