職員の声Voice
入社のきっかけ
私は、環境ビジネスによって環境を改善するアプローチを実現したくOECCに参画しました。大学卒業後(大学では気象学と海洋物理を専攻)、青年海外協力隊の気象学隊員として、南米パラグアイに赴任し、現地の家族の家に3年間ホームステイしつつ、各現場を見ながら現地の人たちの本当の気持ちを感じる機会や自律的な発展のためには、何が必要なのかということを考える時間(南十字星を見ながらゆっくり考える時間)が持てたことが大きかったです。
パラグアイから帰国後、自分の専門を深めるために大学院において気候力学を研究し、それらと開発を融合できないかなと考えて、国連開発計画(UNDP)ボリビア事務所でボリビア政府向けの気候変化の影響や現地の脆弱性評価や適応策の策定の業務に従事しました。
強制自己キャパビルをするために南米の現場に自身を投じる中で、持続可能(自走可能)な環境改善を実現するためには、ビジネスとの融合だなという感覚を抱くようになりました。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、温暖化問題において、①気候科学(気候力学)、②影響・脆弱性・適応に加え、③温室効果ガスを減らす緩和という分類をしております。
IPCCが分類する①と②は、それまでに全力で取り組み、緩和についても勉強したかったのと、当時、緩和分野において炭素トレーディングが盛り上がっていたため、ネットで「気候 緩和 求人」と検索したところ、ウェブの一番上にOECCの緩和人材の募集が出てきたため、OECCに応募することにしました。
現在の仕事内容、やりがい
仕事の内容は、グリーン水素事業開発、企業の途上国のでビジネス展開支援、JCM案件形成、緩和・適応に関する調査、人事、人材育成、組織内マネージメント等、多岐にわたります。
OECCには、様々な長所をもった職員が多数います。その人材のそれぞれの長所を活かし、強いチームをつくること、また、OECCの職員が今後、どのように夢を描けるかの手伝いをすることにやりがいを感じています。
環境ビジネスを進める民間企業のコンサルティングを通して、多くの起業家や優れたビジネスパーソンと協働することができ、沢山のことを学ぶことができます。また、環境省をはじめとした優秀な官僚の方々の思考や仕事の進め方に触れることは、かけがえのないない学びの機会です。
現在は、上記に関わりつつ、ビジネスによって環境を改善する事業の開発に邁進しています。現地ニーズを十分に踏まえ、最先端技術を駆使した自走できる環境ビジネスをチームメンバーや現地パートナーと共に実現したいと思います。その過程において困難は多数あっても、それらは、困難に感じず、やりがいの方が圧倒的に上回ります。
OECCの魅力、強み
OECCの魅力は、「自由」です。環境をよくし、かつOECCへの収益が確保できる取組であれば、すべての職員が新しいことに挑戦する機会があります。営業、SE、雑誌編集者、研究者、紳士服店長、気象予報士、教師、化学会社、専門商社、元大手重電メーカーのエンジニア、元JICA専門家、国際機関職員、元銀行員など、多様な業界の第一線で活躍してきたスタッフの経験やスキルを集結し、課題に応じてそれぞれの特性を最大限に活かし一丸となって諸問題解決に取り組んでいます。この人材の多様性こそがOECCの強みです。
ひとこと
OECCは、小さい組織なので、本人が望み、能力があれば、雑巾がけ業務から組織運営に関わる業務まで、1から10まで関わることができます。
また、OECCは組織として、発展途上であるため、職員は、様々な課題に直面し、それを解決していくことが求められます。アントレプレナーシップを持っている人には、様々な挑戦の機会があるのではないかと思います。
今後のビジョン(チャレンジしたいこと、あれば具体的なキャリアプラン)
・グリーン水素の商用運転およびそれによる環境改善
・適応ビジネス開発
好きな分野、得意な分野
気候科学、温暖化に係る影響評価・脆弱性・適応、緩和策(方法論含む)、環境ビジネス開発
子育てと仕事の両立について
妻がキャリアも目指しているため、子育ては、分業しています。平日の朝食と土日の料理・子供のケアと朝の保育園へのお見送りは、私が担当しています。
効率を求められない子育てと仕事の両立を目指すことで、仕事力が日々成長している気がします。
休日の過ごし方
休日は、ラグビースクールでのコーチや自身が所属するラグビーチームで練習をしています。
それらがない時は、釣り、登山、読書、旅行(冬はスキー)、キャンプ等をしています。日曜日が終わるころには、その前の金曜日よりも体が疲れています。仕事をどうしてもしないといけない週末は、未明から早朝に片付けて、日中は遊ぶように心がけています。
ワークライフバランスについて
仕事も遊びも子育ても時間が取れていますが、その分、体力勝負をしています。
一日のスケジュール1DAY
5:00-9:30
朝の自学と家事・育児
自学、子供の勉強ケア、家事、出勤しながら子供の保育園の見送り
9:30-12:30
マネージメント業務等
人事面談、採用面接、スタッフ相談対応等
12:30‐13:30
トレーニング
ランニングやジム(昼ごはんは午後に仕事をしながら食べる)
13:30-17:30
会議&外勤
海外パートナーとのリモート会議、所内のチーム内ミーティング、職員の相談対応、クライアント(企業・公官庁等)との会議(外勤)等
17:30-18:30
間食&散歩
18:30-20:30
オフィスワーク
技術文書の読み込み、契約書の文案確認、事業開発の論点整理・資料作成、エンジニアリング情報の分析、資金調達の検討、スタッフの相談資料確認、採用面接のCV確認、組織運営資料の読み込み等
※週1はテレワークをして夜に子供ケアをするように心がけています。
※1週間程度/月は、海外出張です。
入社を考えている方へひとことMESSAGE
環境をよくする仕事をしたいという志を持っており、誠実さと柔軟な思考に自信がある方は、バックグラウンド関係なく、活躍できると思います。
OECCは、コミュニケーション、政策、技術、研究、ビジネス等の様々な角度から環境に取り組むことができますので、それぞれの方の強みをどのように活かすかは、様々な選択肢があります。